リビー・タイタス Libby Titus


好きな音楽と写真の話・・・。

切り絵とあわせてお楽しみください。


【深呼吸の必要~変わらずそこにあるもの

 

  

リビー・タイタスはニューヨーク生まれで、主にウッドストックを中心に音楽活動していた、女性シンガー・ソングライターです。

 

「音楽活動していた」と過去形で書きましたが、この人はアルバムで言うと2枚しかリリースしていません。

 

私生活では確か離婚を経験したのち、スティーリー・ダンのドナルド・フェイゲンと結婚しています。

 

今日、取り上げる曲は、

1977年に発表された彼女のセカンドアルバムに収録されている"Love Has No Pride"というバラードの名曲です。(自身の名のLibby Titusがアルバムタイトル) 

 

この曲はリビー・タイタスとエリック・カズの共作曲ですが、元々は1972年に発表されたボニー・レイットのアルバムに収録されたのが初出です。

 

1973年には、リンダ・ロンシュタットのアルバムで再び取り上げられています。

 

以降、

ロッド・スチュワート、リタ・クーリッジ、石川セリ(井上陽水の奥方)など、たくさんの人がこの曲をカバーしてきました。

エルヴィス・コステロやノラ・ジョーンズなどはオフィシャル作品にこそ収録されていませんが、ライブで演奏しています。

 

本人によるセルフカバー・バージョンは、イントロのギターがとても印象的で、耳にもハートにも残ります。

全体的には落ち着きのある洗練された大人のバラード。といった感じです。

 

もし聴いてみてこの曲が気に入ったのなら、是非アルバムを聴くことをオススメします。

 

アルバムにはプロデューサー、楽曲提供者、バックプレーヤー、に大変多くの名うてのミュージシャンたちが勢ぞろいしています。

あまりに有名な人だらけなので、ここではあえて触れずにおきます。

ご自身で調べたり、ライナーノーツを見てビックリしてください。


Libby Titus


American Flyer

共作者のエリック・カズが在籍したグループによる、もうひとつのセルフカバー。プロデュースはビートルズのほぼ全作品を手掛けたジョージ・マーティン。


Bonnie Raitt


Linda Ronstadt


Rod Stewart


Rita Coolidge